不動産売買の経費

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不動産売買の経費

不動産売買には、日本同様、アメリカでも色々な諸経費が伴います。売買契約時に一度支払うもの、また継続して支払わなければならないものがあります。

Recurring Closing Cost (継続的な経費)

契約時にクロージングコストの一部として支払いを行いますが、不動産を保有する間、継続して発生する経費です。
①Insurance Fee Pre-Payment : 住宅保険の1年分を前払いする。
②Interest Prepayment : 当月の残り日数分の金利を前払いする。

【住宅ローンの支払いは後払い】

アパート等の家賃と違い、住宅ローンの支払いは通常「後払い」。1月分のローン(金利+元金+諸費用)の支払い日は、翌月1日というのが一般的である。

※但し、月の途中にローンがクローズ (締結) した場合、その月の残り日数分の金利は、日割り計算され、ローンがクローズする際に支払う必要がある (月末日にローンがクローズした場合は、その月の金利は不要)。

<例>
ローンのクローズ日 金利の前払い分 次回のローン支払い日 メモ
10月1日 10月分の金利を
10/1に前払い
11月1日 (10月分の元本、諸費用)
10月15日 10月15日に、15日~31日までの
金利、諸費用を前払い
12月1日 (11月分の元本、金利) 10月分の元本の支払いは発生しない
10月31日 金利の前払いはなし 12月1日 (11月分の元本、金利、諸費用)

コンドミニアムやタウンハウスを購入するとHOA (Home Owner's Association) Fee (共益費)の前払いが必要な場合がある。

NON-Recurring Cost (契約時に一度だけかかる経費)

契約がクローズ(締結)した時点で支払う一度きりの経費です。

  1. Settlement Title Charge : タイトル会社へ支払い経費。売り手か買い手の誰が支払うかはCounty (郡) による。
  2. Title Insurance : タイトル (不動産の所有権利書) の内容を保証するための損害賠償保険。
    権利書の内容により発生するもので、貸し手 (金融機関)、売り手、買い手の損害を契約限度額以内にて保証する。
  3. Escrow Fee : 不動産の売買契約に当たり、契約をスムーズに完了するため、タイトル会社が売り手と買い手の仲介役を務め、購入代金、不動産所有権の引渡し、全ての書類、手付金等の保管、管理を行う際の手数料。
    ※一般的に、現金の場合は購入金額の約1~2%、ローンの場合は約2.5~4.5%。
  4. その他、登記手数料、郵送料等
  5. Loan Fee Lender (金融機関) : ローン会社から請求されるため、一律価格ではない。低いレートを宣伝している貸し手もいるが、これらLoan Feeが通常より高い場合が多く、ローンを選ぶ際に考慮すべきの選考基準のひとつ。
  6. その他 : Appraisal Fee (不動産査定料)、Credit Report Fee (クレジットレポート取寄せに掛かる費用)、Lender charges (金融機関の手数料)

※ローンプログラムによっては、クリエイティブな選択肢を案内している場合もあり、例えば、Loan Origination Feeの1ポイント (ローン金額の1%) を前払いすることにより、低い金利を得ることなども可能です。

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